ロイクラトン祭りって何?
ロイクラトンとは、毎年開催されるタイの伝統的な祭りで、周辺諸国にも親しまれている。日程は旧暦12月の満月の夜と決まっていて、2019年度は11月11日(月曜日)がそれにあたる。この日の夜は、人々が川、湖、砂浜、もしくはプールなどの水辺に集まり、幸福への願いをこめて灯篭を流す。
ロイクラトンでは、水の女神に対して罪を謝罪し、農産物を育て収穫できることや、いつも人々の暮らしを支えてくれることについて感謝の気持ちを捧げ、幸せを願う。合わせて、暮らしの中で水を穢したことについても謝る。そして、感謝と謝罪のしるしとして、バナナの木やパンで造られ、生花や美しく折ったバナナの葉で飾った小さな灯籠を用意し、最後にロウソクと3本の線香を上に乗せる。
クラトン(灯籠)は水に浮かべられ、やがて遠くへ流されていく。カップルは各自でひとつずつクラトンを用意し、ふたつのクラトンが仲良くどこまでも一緒に流れていくことを、つまり永遠の愛を願ったりする。風が吹いてロウソクの火が消えてしまうこともけっこうあるけどね。その昔は、切った爪と髪の毛少々をクラトンに入れて、病や悪運を払う習慣もあったらしい。
プーケットのロイクラトンはどこで見れる?
プーケットでは、主要ビーチ、プーケットタウンのサパンヒンの池、カロンの池などが一般的だけど、その他でも水があればどこでもロイクラトンができる。
大きなビーチではランタンの打ち上げも行われ、いくつもの幻想的な光が夜空を舞う。その様子は、まるで夢のように美しい。そして、イベントあるところに屋台あり。人気スポットには露店も人も集まっているから、ぜひともローカルの人たちに交じってパーティーやゲームを楽しんでみてほしい。
ロイクラトンの写真
ロイクラトンの地図