プーケット・レムヒン桟橋のフローティングレストラン
Contents
プーケットの海に浮かぶレストラン“クルーウィット ラフト”では、かなり独創的なスタイルでディナーを楽しむことができるので“似たり寄ったり”のタイ料理レストランに飽きた時などにぜひともおすすめしたい。ロケーションはプーケット東海岸とマプラオ島の間で、「クラチャン(生け簀)」と呼ばれる数軒のフローティングレストランが集まっている。地元でも珍しくて人気の場所だから、一見の価値はあると思うよ。
クルーウィット ラフトへの行き方は、桟橋から無料のロングテールボートに乗って5分ほど。僕たちのイチオシは“クルースウィット”という名前のレストランで、涼やかな海風が心地良く、のんびりとランチをするのにもいいし、ディナータイムに海外から来た友人をもてなすのにもぴったりだ。普通の市内観光では訪れない場所だからね。茅葺屋根で、洗練されたところは何もなく、巨大な木製いかだが連結された上にシンプルなテーブルが並んでいるだけ。飾り気がなくて、くつろいだ雰囲気で、非日常的な立地、そして最高の海鮮料理。クルースウィットが混んでいる時は、近くにバンムッドシーフードという似たような店があるからチェックしてみてね。
海に浮かんでいること以外で、クルーウィットが特別の理由は何だと思う?店内をひとまわりしてみるとわかるけど、いかだといかだの間に“海中生け簀”が設置されていて、常に魚、蟹、海老、ロブスターなどで満たされている。今日はハタを食べたい気分?それなら生け簀の中の大きなハタを指差してみて。数分後には料理としてテーブルに並ぶからね。海の上ならではの面白いシステムだから、ゲストのおもてなしにもぴったり。大人も子供もきっと喜ぶよ。
何を食べるか
メニューを見ると、まず大きな車海老が目に付く。調理法も多種類だ。地元産の牡蠣は、そのサイズ感が興味をひくだろう。とにかく特大だから、1つの牡蠣を2つか4つに切っていただく。薬味は刻みニンニク、トウガラシ、ハーブ類などで、さらに特製のすっぱいタレをかける。独特のサイズ感に抵抗がなければ美味しくいただけると思うよ。
あと変わったところでシャコはどうだろう。カニでも何でも強烈なキックをかまして捕食する、あのシャコだ。値段が高めなので、注文する前に必ずいくらか確認することを忘れずに。
まれに“カブトガニ”が並んでいたりもする。タイ語では“メンダータレー”と呼ばれている。古代生物のアンモナイトを思わせるカブトガニは、卵のみ食べることができる。味はけっこう強烈だけど、せっかくだからプーケットの思い出に試してみて。写真に残すことも忘れずにね。
あまり冒険はしたくないなら、定番の食材を楽しむのがいい。イカもワタリガニも最高だし、魚は揚げても蒸しても美味しい。新鮮な海老を使ったトムヤムクンも忘れずにね。ローカルスタイルのスープを試したいなら、魚とタイの味噌を使った“プラーカオトムタオチオ”がおすすめだよ。そして、タイのビールについて。初めてのタイ旅行の場合、レストランで「ビールに氷を入れますか?」と尋ねられて驚くかもしれないね。タイではすぐビールがぬるくなってしまうから、氷を入れて飲むスタイルが好まれているんだよ。
クルーウィットレストランの価格は、他のローカルなところと比べて少し高めだけど、食材を海上に運んで保管する大変さを考えたら納得できる範囲内だよ。
プーケットフローティングレストランへの行き方
プーケットのフローティングレストランへのアクセスについては、土地勘がないとちょっと難しいかもしれない。でも、グーグルマップをみるとすぐわかるよ。プーケットタウンから空港へ向かう道で、カーブが続く箇所のすぐ手前の小道に入るとレストラン方面へ繋がる。
そのまま進むと“レムヒンシーフード”が見えてくる。ここもとても良い店だけど、海上に浮かんではいない。そして、駐車場の近くに桟橋があり、ロングテールボートが並んでいる。いつも誰かが待機していて、無料でボート送迎をしてくれる(ボートの往復はいつも楽しい)。
プーケットフローティングレストランの写真
プーケットフローティングレストランの場所
場 所:プーケット東海岸、レムヒン桟橋とココナツ島の間
営業時間:午前10時~午後10時
電話番号:086 687 0892
プーケットフローティングレストランの地図